ドラマ・半沢直樹の大ヒットは日本のドラマ史上に大きな爪痕を残しましたが、半沢直樹は数多くの名俳優が出演し熱演を振るっていることでも話題です。
その名俳優というか名脇役の一人・浅野和之さんに今回はスポットを当てます。
半沢直樹(第二期)では、主人公・半沢直樹の師匠とも呼べる、富岡義則(富さん)を演じます。
浅野和之さんは話題を呼んだスーパー歌舞伎・ワンピースでもすごい風貌での演技ぶりが話題となったりもしています。
そんな名脇役・浅野和之さんの魅力を紹介します!
浅野和之とは?ドラマに欠かせない名脇役!
浅野和之(あさのかずゆき)さんは1954年2月2日生まれ、東京都出身の俳優です。
本名は加藤斎孝(かとうなりたか)さんといいます。
劇作家で有名な野田秀樹さんが主宰していた「夢の遊眠社(ゆめのゆうみんしゃ)」に役者として参加していましたが、2002年に解散後はマネジメント部門であった「シス・カンパニー」が受け皿となっています。
経験豊富なこともあって演劇界では重鎮級の存在で、テレビの露出が多い高橋克実さんや小栗旬さんも、演技の指導を仰いでいるといったエピソードもあるようです。
現在所属している事務所のシス・カンパニーでは、堤真一さんや段田安則(半沢直樹の紀本常務)さんなど、有名俳優が多数所属しています。
映画監督・脚本家の三谷幸喜さんも同事務所に所属しており、三谷幸喜さん作の舞台で主演の鹿賀丈史さんが急病で倒れた際、浅野和之さんが急遽代役で頑張ったということがありました。
その舞台では浅野和之さん、舞台初日3日前に代役を依頼され、その8日後(舞台初日5日遅れ)に開幕するという離れ業をやってのけました!
台本を覚えながら衣装合わせ、歌や踊りをやりながら台本を覚え、かなりバタバタとしていたようですが…。
しかし、このことから三谷幸喜さんの大きな信頼を得て、その後の親密な関係を構築できたとも言える出来事でした。
1990年代初頭から現在に至るまで数多くのドラマに出演し、いずれも脇役級のキャスティングが多いですが、重要な役どころもあり、監督や演出家、脚本家に重用されている様子がうかがえます。
半沢直樹の師匠・富岡(富さん)を好演!
今回、半沢直樹(第二期)で登場するのは、主人公・半沢直樹が銀行へ入行したばかりの頃の上司・富岡義則(通称富さん)としてです。
富岡は東京中央銀行検査部の部長代理で、”東京中央銀行の生き字引”と言われるような存在となっています。
東京中央銀行は東京第一銀行と産業中央銀行が合併して出来た銀行で、と富岡と半沢は産業中央銀行の出身です。
富岡は合併後に仕事上の責任を取らされ、閑職部署と呼ばれる検査部へ左遷となってしまいますが、そこでは中野渡頭取から直々に指示を受け内密に調査を実施しており、その功績が認められて昇進をしています。
今回、検査部という立場をフル活用し、銀行の”裏切り者”とされる紀本常務と箕部幹事長(箕部啓治)の繋がりを示す決定的な証拠を掴むこととなり、半沢直樹の戦いに大きな力を与えることとなるのです…。
このように、大きく形勢を変える重要な役どころに浅野和之さんがはまることとなり、”演劇界の生き字引”的な存在感を示すこととなります…!
スーパー歌舞伎・ワンピースでイワンコフを大熱演!衣装やメイクがヤバい!
浅野和之さんの活躍の場はテレビ画面にはとどまりません。
もちろん舞台でも精力的に活動しているのですが、なんと”スーパー歌舞伎”にも出演しています。
出演したのはスーパー歌舞伎・ワンピースです!
しかも演じるのは…キワモノキャラ・イワンコフです!
↓写真の右側のキャラです
原作もヤバいですが、実写化もスゴいですね…。
出演作「スーパー歌舞伎Ⅱ・ワンピース」では、革命軍隊長エンポリオ・イワンコフ、元帥センゴク、冥王レイリーの3役を演じています。
このスーパー歌舞伎は2015年の舞台公演の他、翌2016年にはシネマ歌舞伎として映画館で上映されています。
歌舞伎の既成概念を取り払い、新しいファンの取り込みをしようとする姿勢が好印象ですね。
このスーパー歌舞伎Ⅱ・ワンピースを作り、主人公・ルフィを演じたのが、半沢直樹の伊佐山部長こと市川猿之助さんです!
つまり、歌舞伎の中でも東京中央銀行の面々が共演しているんですね(笑)
濃い世界に濃いキャラ、濃い役者たち…面白すぎです…!
まとめ
浅野和之さん、70歳にもなろうかというのにエネルギッシュな活動にため息が出てしまいます。
・浅野和之さんは1954年2月2日生まれ、東京都出身
・本名は加藤斎孝さん
・野田秀樹氏主宰の「夢の遊眠社」に参画し、後にシス・カンパニー所属
・90年代初頭から膨大なドラマ、映画、舞台に出演する
・ドラマ・半沢直樹ではかつての半沢の上司・富岡義則(富さん)を熱演
・スーパー歌舞伎・ワンピースにイワンコフ他2役で出演する
これからのやるドラマでも「あ!」というタイミングで出演されそうですね。
それくらい多用される役者・浅野和之さんでした!
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